最高のコーヒータイム

最高のコーヒータイムを過ごすため、心得ておきたいいくつかのことがある。ここに紹介しておくので、ぜひ参考にしてみてほしい。

コーヒーは高いもの

かつてわたしが学生だった頃、銀座の画廊をまわる人の多くは新橋をスタートし、銀座の裏通りを徘徊しながら北上し、神田辺りでおしまいにしたものである。

途中、コーヒーの老舗がいくつかあって、いつかはいってみたいと思ったものだが、それが実現できるようになるまでにはずいぶん時間がかかった。なにせ、いい値段なのである。ブレンドのいちばんお手頃なものでさえ、当時のわたしの昼食か夕食、一食分くらいの値段はしただろう。気軽にこれらの店に入れるようになったのはたかだか、ここ10年くらいの話である。

だが、その後コーヒーにまつわる様々なことを知るにつけ、コーヒーは高くて当然、安くしてはいけないものなのだと知るに至った。コーヒー農園の生産者が従事している重労働は言うに及ばず、運搬、豆の選り分け、焙煎、抽出に至るエネルギーを考えてみるとよい。一杯7~800円から15~600円くらいの出費はむしろ当然なのだ。決して安くしてはいけない。これらのエネルギーに対するきちんとした対価を払うべきだ。それはお金であっても・・・あるいは感謝であっても・・・心して飲むべし。

コーヒーとタバコについて

ある老舗の話・・・入り口を入ると紫煙を透かしてよく磨かれたレトロなカウンターが見え、ふと脇を見ると奥まったところに店主が座っておられ、ぺこりとお辞儀をされる。なんとも趣のある風景であった。わたしも40あたりまではタバコを吸っていたので断言できる。世の識者が何と言おうとコーヒーとたばこの相性は抜群である。

店内ではカウンターに座るべし

店内にカウンター席があれば、迷わずカウンターに座ってコーヒーが出来上がるのを眺めるべきである。ポットからチューっとか、チョロっとかお湯が出ていくときの店員さんの仕草、表情、立ち上る湯気なども含めて、コーヒーが抽出される時の風景はなんとも美しいのだ・・・

器は厚手の大ぶりな陶器が良い

多くのコーヒー店では、気取って薄手の磁器にチンチンに熱くしたコーヒーを注いで出してくるのだが、それではコーヒーの味が分からないし、第一旨くない。コーヒーの器は厚手の陶器が一番である。そして大ぶりな方がいい。わたしが知っている南フランスの家庭では朝はコーヒーをどんぶりで飲んでいる。わたしもこの習慣が好きで、毎朝、二人分は入ろうかという大ぶりのカップで飲んでいる。

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