コーヒー好きのあなたへ

コーヒー好きのあなたへ

 

一日一杯はコーヒーを飲む・・・とんでもない、毎食後、お茶代わりっすよ・・・コーヒーを飲まないと一日が始まらない(終わらない)・・・というあなた・・・

 

もっとおいしくコーヒーを飲みたいと思いませんか?あるいは、おいしいコーヒーの世界をもっと広げてみたいと思いませんか?

 

そんなあなたに、わたしなりに三十数年間、いろいろなコーヒーたちとの出会いを通して得た「おいしいコーヒー」を飲むためのヒントをいくつか紹介します。

 

コーヒーは淹れ立てが美味いという神話

コーヒーは淹れ立てがうまいと多くのひとが言います。コーヒーは淹れてすぐに酸化が始まり、味の劣化につながるというのがその理由です。それで多くの喫茶店では「そら、淹れたてだよ」と言わんばかりに100度近くはあろうかという超熱々のコーヒーを、ご丁寧にもチンチンに熱したコーヒー茶碗に入れてサーブしているわけです。

 

本当でしょうか?わたしの経験では、熱々のコーヒーは、いたずらに「熱さ」のみが舌を刺激するだけで、およそ味というものを感じさせません。器も同様です。器を手に取ったときにカチーと来る感触は不快以外の何者でもありません。

 

世のコーヒー通は笑い飛ばすかもしれませんが、わたしのコーヒーの淹れ方を紹介します。お水は水道水です。豆については、また稿を改めてお話ししましょう。まず、コーヒーを淹れるときのポットの湯温は90度ちょっとかと思われます。わたしは目で湯の表面を見て、さざ波が立ってきたころにコンロから下ろすようにしています。サーバーは温めておきません。湯の注ぎ方もまた別のところで語ります。一人前のコーヒーを落とすのに2~3分でしょうか・・・わたしはドリップ式でコーヒーを淹れているわけですが、コーヒーの最後の一滴が完全に落ちきるまで-おそらく5~10分ほどサーバーの中で完全にコーヒーを放っておきます。

コーヒーを器に移します。器は磁器より陶器が良いでしょう。大振りで厚手、なお且つ手取りの良いものがいいですね。そのたっぷりのコーヒーを20~30分ほど、これまたたっぷりの時間をかけて飲むのです。

 

その味わいは・・・味わいにX軸、Y軸があるとすれば、ここにZ軸が加わった感じです。なお且つここに時間による味の変化も加わって、じつに豊かな時間が展開されていきます。ぜひ、お試しあれ・・・

 

いたずらに高いコーヒー豆を買わない

 

むかしもそうでしたが、今もなおブルーマウンテン崇拝というものが根強く残っているようです。確かに、大切に栽培されたブルーマウンテンがこれまた大切に管理されてコンテナで運ばれ、良心的なロースターの手によって焙煎され、信頼の置けるマスターによってドリップされれば、それこそ至高の一杯となるでしょう・・・

 

ところが・・・

 

三十数年間、無数の喫茶店の扉を押してきた経験から言って、「ブルーマウンテン=うまい」という公式は成り立ちません。これはコロンビアもキリマンジャロも同様です。お米を例にとって話すと分かりやすいですね。

お米は日本だよ。ぼくは日本のお米を好んで食べているよ。という言い方を日本国内でしている家庭は僅かでしょう。そうではなくて「うちはアキタコマチ」とか「僕んところはドマンナカだね」というところが多いはずです。つまり、お米にしろ、コーヒー豆にしろ、国が問題というよりは、どのような環境で、どのような農家が、どのように栽培しているかが問題なのです。

 

ここまで話してお分かりかと思いますが、要は、おいしいコーヒーを求めて、高い銘柄のコーヒー豆を選んだり、値段の高い喫茶店に入ったり、あるいは「自家焙煎」や「有機栽培」、「水出し」、「ネルドリップ」などの言葉に踊らされるのはナンセンスだということです。

では、どうすれば良いのか・・・

 

わたしの薦めるのはずばり「通販」です。それも大手のロースターではなく、個人に近い規模のロースターで、現地から直接買い付けを行っているロースターから、何度か豆を買って飲み比べてみましょう。つまり、自分の舌を信じるということです。きっと素敵なコーヒーに出会えるはずです。

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